文化財詳細
鰐口
(県指定(県重宝)、櫛引八幡宮 国宝館、南北朝時代(1406)、直径40.0cm 全幅44.0cm 厚17.0cm)
鰐口
文化財区分:
工芸品
時代区分:
南北朝時代
指定区分:
県指定(県重宝)
収蔵場所:
櫛引八幡宮 国宝館
サイズ:
直径40.0cm 全幅44.0cm 厚17.0cm
応永12年(1406)4月8日に、三戸南部守行(なんぶもりゆき)によって鋳造されたと伝わる鰐口(わにぐち)。県重宝に指定されている。青銅鋳造製。外区(がいく)・内区(ないく)に銘が刻まれている。しかし、鋳型に通常の向きで文字を刻んだため、出来上がったものは鏡文字になっている。
同時代の資料で、「守行」と記されている唯一の資料であった。しかし近年文字がかすれ、「守行」と判読できなくなっている。
解説執筆者 : 八戸市立図書館 滝尻 侑貴
推薦文献 : 青森県 2016『青森県史 資料編中世4』