文化財詳細
奥州南部糠部順礼次第
文化財区分:
書籍・典籍・古文書、歴史資料
時代区分:
戦国時代、江戸時代
指定区分:
指定・登録なし、県指定(県重宝)
収蔵場所:
八戸市立図書館、寺社仏閣(恵光院)
寛保3年(1743)に守西上人(しゅさいしょうにん)ら14名が、永正9年(1512)に観光上人(かんこうしょうにん)が行った巡礼をもとに、糠部(ぬかのぶ)三十三札所をまわり、この行程をまとめたもの。近代になって、これを発見した小井川潤次郎(こいかわじゅんじろう)氏が翻刻し編集したものが現在残されている。
永正9年の巡礼札は、南部町の隅の観音堂(すみのかんのんどう)や、七戸町の見町観音堂(みるまちかんのんどう)に現在も残されている。
解説執筆者 : 八戸市立図書館 滝尻 侑貴
推薦文献 : 小井川潤次郎 1932『奥州南部糠部順礼次第』八戸郷土研究会