HACHINOHE HISTORIA

文化財詳細

#歴史資料 #指定・登録なし #安土桃山時代 #その他
南部信直書状(文禄4)
南部信直書状(文禄4)
(指定・登録なし、もりおか歴史文化館、戦国時代(1595)、縦27.3cm×横39.6cm)

南部信直書状(文禄4)

文禄4年(1595)7月27日、福岡城〔現二戸市〕から八戸に嫁いだ娘千代子(ちよこ)に対して送った書状。千代子の弟である南部利直(なんぶとしなお)が、会津から帰ってきて10日ほど逗留し、今度は京都に向かう予定の為、顔を見せに来るよう伝えた書状である。

また、このとき千代子の夫八戸直栄(はちのへなおよし)は病気で、見舞いの文章も含まれている。本書に先んじて、信直は25日に櫛引(くしひき)八幡宮に参詣したついでに八戸に寄っており、直栄と対面していたようで、顔色が良かったことに安心したと伝えている。

解説執筆者 : 八戸市立図書館 滝尻 侑貴
推薦文献 : 八戸市 2015『新編八戸市史 通史編Ⅰ』