HACHINOHE HISTORIA

文化財詳細

#書籍・典籍・古文書 #市指定 #江戸時代 #八戸市立図書館
刊本 自然真営道
刊本 自然真営道
(指定・登録なし、八戸市立図書館、江戸時代(1753))

安藤昌益

安藤昌益(あんどうしょうえき)は、江戸時代に封建社会を批判した思想家である。秋田県大館市出身で、京都で医学を修行し、八戸で町医者を営みながら独創的な思想を形成していった。昌益については昭和25年(1950)にE・H・ノーマンが『忘れられた思想家-安藤昌益のこと』(上下巻、岩波新書)で出版したことによって全国的に有名になった。

昌益は天聖寺(てんしょうじ)で門弟たちと勉強会を開きながら、思想を熟成していた。そんな中、度重なる飢饉を経験し『刊本 自然真営道(しぜんしんえいどう)』を執筆した。300部ほど刷られたと思われるが、現存するのは3組だけである。八戸、慶応義塾大学図書館、京都北野天満宮にあるが、うち八戸本は初版であり、慶応本・天満宮本は後刷りのものである。両者には内容に異同がみられる。内容は儒教を批判し、独自の自然との調和などが論じられている。

解説執筆者 : 八戸市立図書館 滝尻 侑貴
推薦文献 : 稲葉克夫 2002『八戸の歴史双書 八戸の安藤昌益』八戸市

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