HACHINOHE HISTORIA

八戸市学生まちづくり助成金制度と ICT を活用した学生主体による地域住民のための地域おこしの実践

Real-time Camera Image Transmission for Local Tourism and related Promotion at Public Facilities under the HIT Student Challenge Project


論文タイトル (カナ)


著者(日・英)

柴田 幸司
SHIBATA Kouji
花田 一磨
HANADA Kazuma


要旨・内容

筆者らは2013年度に、Linuxマイコンと携帯電話網に接続可能なUSBモデムとを組み合わせた、超小型かつ安価な端末組込み型のVPNシステムを構築した。そして、このシステムにWEBカメラや温湿度センサを接続し、タブレットコンピュータなどのスマートデバイスを用い、センサから遠く離れた場所からでもWebブラウザにてカメラ画像や温湿度センサなどの情報が取得可能であることを示している。そして2014年度より、この成果を八戸工業大学・学生チャレンジプロジェクトと公共施設を活用した地域おこしへと応用し、学生が主体となった各種の地域連携活動を実践している。さらに2015年度には、八戸市より八戸市学生まちづくり助成金制度が採択されたことを受け、八戸市の利益になることは何か?という意識の元で、学生が自主的に実施するICTを活用した八戸市の活性化のための各種のボランティア活動を加速した。2015年度の成果としてはまず、マイコンで取得した種差海岸の画像などを八戸工大に設置したHTTPサーバに集約することにより、小型で安価かつ運用コストの低いシステムにて、観光地の魅力をインターネットにより世界へと発信するシステムを構築した。更に、観光名所である種差海岸にて地域住民を対象とした上記の情報配信システムを用いた講習会イベントを実行し、地域住民への観光地の宣伝とICTの啓蒙活動とを実践した。その一方、観光施設の屋外へ恒久的に設置可能な情報発信システムの構築の為、太陽光パネルとバッテリーを備えた自立型の遠隔監視システムも開発した。その他、今年度新たに活動状況を宣伝する為のブログを立ち上げた。そして、八戸の見所情報やグルメ情報を精力的に取材し、これらの成果をブログへと逐次アップロードすることで、インターネットにて八戸の魅力を世界へと公開した。更に、これらの取材の成果を展示パネルとしてもまとめ、はちのへホコテンおよび中心街のファッションビル・チーノでの二度にわたる活動報告でも、このパネルを活用して八戸の見所情報の宣伝活動を行った。そして、2016年2月には、これらの活動成果を2015年度八戸市学生まちづくりコンペディションにて発表して活動内容を総括した。本文では、これらの活動状況につき報告する。


要旨・内容 (英語)


掲載元情報(日・英)

八戸工業大学紀要第36巻,pp.91-102
The Bullet in of Hachinohe Institute of Technology,36,pp.91-102


論文種別

考古資料、考古資料、考古資料、考古資料

発行年月日

2017/3/31


閲覧先

八戸工業大学学術リポジトリ


閲覧先URL

https://hi-tech.repo.nii.ac.jp/?page_id=13

閲覧先での公開範囲

全文公開


ISSN

0287-1866