八戸ペンクラブ
The Hachinohe P.E.N. Club

参加者は感嘆、感激 文学への旅で賢治、光太郎・・・

 当クラブが企画した7月23日から 2日間の「文学への旅」花巻編は一般市民を含む14人が参加。ことしは宮沢賢治生誕120年で参加者の期待も大きかったが、行く先々、記念館や山荘の佇まいに先人畏敬の熱意が感じられ好評裡に終わった。

 参加したのは道合政邦、村井村治会員ら。一般から大上芳孝、瀬川征吉、安田裕貴氏たち、それに3人の “文学女子”も。23日は新花巻駅で待機するレトロバスに一行はまず感激。賢治記念館では牛崎敏哉副館長から賢治の少年時代に絡む逸話など特別講話を受け館内を一巡した。

 新渡戸稲造記念館では三本木原開拓にまつわる新渡戸伝(稲造の祖父) 時代の測量機材、解説テープを見聞き。もちろん「われ太平洋の橋とならん」と研鑽を積んだ稲造についても展示、ガイドできらびやかな功績へ知見を深めた。その後、ことし没後60年となる高村光太郎の山荘や記念館巡り。さらには稗貫郡役所がモデルで舞台という賢治の「猫の事務所」や「ワインシャトー大迫」でワインの試飲も楽しんだ。 

 夜は台温泉の旅館「かねがや」で八戸・賢治を語る会の宮忠代表が 「賢治と八戸」、賢治研究家で安藤昌益研究家でもある花巻在住の八重樫新治さんが「賢治・光太郎・昌益」 と題し講話。参加者は疲れも見せず聴き入った。その後、和やかに夕食、 懇談し、温泉では気分もユル~り。

 2日目は北上市に移動し日本現代詩歌文学館、同館にある井上靖記念室、前庭にある山口青邨宅・雑草園を巡った。花巻市、北上市とも人口は9万人台だが一行は著名人、先達者を誇り功績を伝承する市民や関係者の心意気に感動。南部杜氏伝承館そばに描かれる田んぼアート『セロ弾きゴーシュ』がレトロバス・スタッフから特別案内されるサプライズなどもあり快い旅となった。