八戸ペンクラブ
The Hachinohe P.E.N. Club
当ク、三浦企画展へ行けず 八戸図書館の所蔵資料で講話会
当クラブでは7月20日、八戸市立図書館で三浦哲郎文学に関わる同館収蔵の資料について学ぶ講話会を開いた。
この講話会、実は神奈川近代文学館で開催される「生誕90年 三浦哲郎展」の参観がコロナ騒動でできなくなり代案として企画したもの。当日の講師は同館の磯嶋奈都子副館長で「市立図書館収蔵の三浦哲郎関係資料について」がテーマ。参加者はコロナ下で制約あり講師を含む15人 2階集会室には会員のほか一般から市川幸男さんや、磯沼チヨさんが顔を見せた。
講話で磯嶋副館長は「三浦先生は筆まめな方で(八戸同郷の同級生らに宛てた) 手紙類が多い」と分析。 同館収蔵の記録では八高同期の歯科医、立花義康さん遺族からの寄贈856点、三浦徳子夫人から寄贈の31点所蔵―など紹介。生原稿の収蔵は少ないが親書類等は「著作権、プライバシーなどあり外部になかなか出せない」との実情も披歴した。