八戸市出身 文化庁選定保存技術保持者 四世 石田不識 東京都港区名誉区民 八戸特派大使

放送日:2024年6月5日
2024年6月12日
ゲスト:四世 石田不識(本名:勝雄)(いしだふしき)さん 80代
(石田琵琶店)

今回は、虎の門高層ビルの中にぽつんと一軒家!?の石田琵琶店で収録。何十年都会のど真ん中に住んでいても未だ言葉の端々に残る南部弁とウイット感にほっこり。「自分の人生振り返ると、田舎者が園遊会などに招かれて天皇陛下からお言葉いただいたり、夢じゃないかと思う時もあったけどね。天皇陛下に琵琶のことを聞かれたんだけど☆薩摩(桑)・筑前(桐)・雅楽(栗)とそれぞれの音の違いを言葉で説明するのは、難しくて困っちゃった。」と屈託のない笑顔と謙虚さは、正しく愛されキャラ。初代不識さん(警察官)は、西南戦争(明治時代)で戦場へ。その戦場で薩摩琵琶の音を奏でる人がいて、「おっ!これからの教育は琵琶だ!」と感銘を受け、その職人を連れて帰郷したという貴重なお話。四世不識さんは、季節労働者として大工の見習いで上京。後の奥さまとなる方の父三世不識さんが急逝され、急遽四世不識となるという石田家の婿殿でした。「最初びわと聞いて食べるビワかと思ったよ(笑)と。最近はね、耳が聞こえにくくてね、音の調整は、チューナー(機械)を使っているんだよ」と、流石、年齢を感じさせない最新機器も使いこなすプロフェッショナルでした。