八戸市出身 重地えんぶり組代表 上田周弘さん 副代表 三代川由隆さん
放送日: | 2022年2月2日 |
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2022年2月9日 | |
ゲスト: | 上田周弘(うえだちかひろ)さん 60代 (重地(しげち)えんぶり組代表) |
三代川由隆(みよかわよしたか)さん 60代 (えんぶり組副代表) |
鎌倉時代から約800年伝承されてきた「国の重要無形民俗文化財」。豊年を祈る「田植え踊り」の一種。「えぶり」と呼ばれる農具を使って田んぼの土を平らにならすことを摺る(する)と言うことから、農具を持って舞うことも「摺る」と言うようになった。重地えんぶり組は、約200年前に発足。「真っ赤な卯の花烏帽子の藤九郎(とうくろう)」であり組の代表でもある上田氏は、八戸市のえんぶりポスターに掲載されている。父からの伝承で、小学4年からかだって(参加)いるレジェンド。昔は、旦那様の家(地域の大きい家の盟主?)の宿を提供してもらい練習していたと言う。この地域の特性なのでしょう。青森県3大冬祭り。2月の時季は寒さとの闘い!?「つまご」という藁でできた草鞋風長靴にカヴァーが付いた履物の中は温かいとのこと。先人の知恵は素晴らしい。三代川さんは、二十歳からの参加なので大変ご苦労なさったようです。唄のリズムや抑揚が独特で不思議な力を感じます。昔は簡単には組に参加できない狭き門だったそうで、その伝授の仕方は今では考えられない「見て覚えろ!?」の昔の職人形式!?ご興味ある方、あんだもかだってみで(あなたも参加してみて)。
*八戸朳(えんぶり)「国重要無形民俗文化財」