ハチノヘコウニオケルスイサンブツトリヒキノヘンカクカテイ -トクニショウワショキノイカミズアゲモンダイヲチュウシントシテ-

八戸港における水産物取引の変革過程 -とくに昭和初期のイカ水揚げ問題を中心として-

著者:神山 恵介

本稿は昭和十年代における八戸港でのイカ及びイワシの八戸魚市場への完全水揚げが実現される経緯に焦点をあてながら、八戸港における水産物取引機構の近代化過程を考察することを目的とするものである。わが国屈指の水産基地としての八戸港の基盤は、ちょうどこの時期に形成されたとみることができるが、その意味からもこの流通近代化促進過程をふり返ってみることは無意味ではあるまい。

掲載元情報八戸学院大学紀要 第5号(1986) pp.83-110
カテゴリー食(文化、産業),歴史(近代・現代),地域分析
発行年月日1986/3/1
閲覧先八戸学院学術情報リポジトリ
閲覧先での公開範囲非公開