ハイカイトミンゾクトノカンレンニヨルジャッカンノコウサツ

俳諧と民俗との関連による若干の考察

著者:小泉 威士

一、問題の所在  江戸時代の俳諧は、明治時代の正岡子規の手で実質的に俳句と変えられ今日に至っている。が、芭蕉俳諧の詩心は、伝統的な文学意識のうえに立つという規範的な基盤で継承されるべきもので、その中核をなすのがほかならぬ滑稽の要素であり、これを忘却してはならないといえる。  一方に、俳諧は、新しい前進と展開の過程で、風土性俳句の興隆、季語の拡大などの方法を考究し、改良に努力する必要があるだろう。以下上の主題に沿って問題点を概託的に捉え、かつ、滑稽の体系化をおし進め、今後における俳句の進繁についての一方法を論究してみたい。

掲載元情報研究会会誌 第4号(1980) pp.67-73
カテゴリー歴史(近代・現代),文化,歴史(近世以前)
発行年月日1980/3
閲覧先八戸工業大学学術リポジトリ
閲覧先での公開範囲非公開