オノグミノナンブチホウニオケルジギョウカツドウトソノハタン

小野組の南部地方における事業活動とその破綻

著者:谷崎 敏昭

南部地方(旧南部藩領域)は古くから、金・銀・銅・鉄・マンガンなどの鉱物を産し、これらの鉱山経営には小野一族をはじめとする商人資本の手による稼業が行われていた。小野一族は近江出身の商人で、鉱山経営をはじめ酒造業・質店の経営を行ない、さらに京都から木綿・茶・紙などの特産品をこの地方に持込み商業活動を行なっていた。やがて特権商人として藩の御用達をつとめ、その資本力をもとに南部地方の商業・産業に大きな影響力を持つようになった。

掲載元情報八戸学院大学紀要 第2号(1983) pp.75-98
カテゴリー歴史(近世以前),食(文化、産業),建築・土木・エネルギー,地形・地質・自然
発行年月日1983/3/1
閲覧先八戸学院学術情報リポジトリ
閲覧先での公開範囲非公開