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八戸地域経済の変動―地域経済を考えるにあたっての指針―

著者:岩村 満 IWAMURA Mitsuru

1990年代の八戸地域の経済の動向については既に大津正道がその概略を調べてある(「【シンポジウム】八戸をかじる~未来への問いかけ~大津正道報告1:90年代の八戸地域経済,その現状とこれからJ『産業都市八戸における労働力の基盤ならびに文化・スポーツに関する総合的研究[2]』2000年2月)。そこで明らかになったのは,1990年代は単線的に不況が進行したわけではなく,三つの異なる段階が展開していったことである。1992年から1994年にかけてのバブルの崩壊期,1995年から1996年にかけての相対的安定期,1997年から1998年にかけての低迷期を経験した。こうした優れた分析ではあるけれども,しかし,そこではどのような原因に基づいて三つの段階が生起したのかは明らかにされてはいない。実は,大津の分析に現れた特徴はそのまま日本経済の動向にも妥当するものであることが,最近の研究で明らかにされている。そこで,ここでは1990年代の日本の経済変動の特徴を分析しながら地域経済の分析の指針としたい。

掲載元情報八戸工業大学紀要第22巻,pp.195-198 The Bullet in of Hachinohe Institute of Technology,22,pp.195-198
カテゴリー歴史(近代・現代),地域分析,まちづくり・観光
発行年月日2003/2/28
閲覧先八戸工業大学学術リポジトリ
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