ハクブツカンニオケルデジタルテンジシステム「ハチノヘシャシンカン」ノカイハツ

博物館における体験型デジタル展示システム「はちのへ写真館」の開発

著者:伊藤 智也 ITO Tomoya ⼩⽟ 成⼈ KODAMA Naruhito ⼩久保 温 KOKUBO Atsushi

本稿では八戸市博物館と八戸工業大学の共同制作によるデジタルコンテンツ「はちのへ写真館」について報告する.「はちのへ写真館」は,昭和時代の人々の暮らしぶりや風景を記録した写真を単に見てもらう従来の展示方法ではなく,博物館の新しい展示手法として来館者に「人物写真の3次元的な写真合成・印刷」に参加してもらう体験型コンテンツである.特に自分の写真を昔の風景写真のどこに配置するかなどの「タッチ操作での手軽な写真合成の面白さ」を伴う作業を通じて,街の歴史に親しみをもって理解を深めてもらう事を目的とした.本コンテンツを八戸市博物館で展示し,体験者にはアンケート調査を実施しシステムを評価した.その結果,幅広い年齢層の体験者が本システムに満足し,印象に強く残った事ことを確認した.

掲載元情報八戸工業大学紀要第40巻,pp.1-8 The Bullet in of Hachinohe Institute of Technology,40,pp.1-8
カテゴリー歴史(近代・現代),IT・情報システム開発,工学,活動・製作,教育
発行年月日2021/3/26
閲覧先八戸工業大学学術リポジトリ
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