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八工大における文芸活動とその周辺

著者:大下 由宮子

 形をなした後に論評するのはたやすいが、形成過程に注がれるエネルギーこそ重要な役割を持つ。  八戸工業大学は昭和47年に開校し、私の着任した昭和51年には既に卒業生を送り出していたが、文芸関係のクラブ活動はなかった。すくなくとも記録には残されていない。  昭和51年以来、多少なりとも私が関わりを持ち、あるいは見聞してきた文芸関係の学生サークル活動について記してみる。その在り方は実にさまざまで、学生の個人的願望から、小グループ活動、イベントとして大結集して花火を打ち上げては解散するもの、粘り強く長年月を身銭をきっての愛好会のまま持続してきたもの、さらに大学から予算のつく部活動に昇格させて維持するもの、あるいはメンバーの変遷によって体質も変化させながら一連の活動母胎として機能するもの等々を含んでいる。

掲載元情報研究会会誌 第9号(1985) pp.30-34
カテゴリー歴史(近代・現代),文化,活動・製作,教育
発行年月日1985/3
閲覧先八戸工業大学学術リポジトリ
閲覧先での公開範囲非公開