オクニュウセケイリュウデノサンサクガダエキアミラーゼカッセイニオヨボスエイキョウニツイテ
奥入瀬渓流での散策が唾液アミラーゼ活性に及ぼす影響について
著者:三島 隆章
本研究では,奥入瀬渓流での散策のストレス軽減効果について検討するため,奥入瀬渓流,種差海岸およびグランドでの散策直前,開始 30 分後,60 分後,90 分後および散策終了直後に生理的ストレスマーカーである唾液アミラーゼ活性を測定した。また,散策直前,60分後および散策終了直後に主観的ストレス反応の評定としてアラウザルチェックリスト(GACL)を行った。その結果,唾液アミラーゼ活性には散策に伴う経時的変化は認められなかった。一方,GACL では脱活性睡眠(DS)において,奥入瀬渓流での散策直前と比較して散策終了直後の方が有意な低値を示した(P<0.05)。これらの結果より,奥入瀬渓流での散策で主観的には活動的な気持ちが高まることが示唆された。
掲載元情報 | 八戸学院大学紀要 第44号(2012) pp.35-42 |
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カテゴリー | 医療・福祉,スポーツ・武術 |
発行年月日 | 2012/3 |
閲覧先 | 八戸学院学術情報リポジトリ |
閲覧先での公開範囲 | 全文公開 |