ハチノヘダイガクガクセイノケンコウジョウキョウ-テイキケンコウシンダンケッカカラノコウサツ-

八戸大学学生の健康状況-定期健康診断結果からの考察-

著者:遠藤 守人 木鎌 耕一郎

 生活習慣病予防の観点から,大学生における健康に対する自己管理能力の修得は,将来への影響も含めて極めて重要な課題であると考えられる。今回,学生生活調査の結果と併せて定期健康診断の項目(身長,体重,血圧,尿検査)について総括し,八戸大学学生の健康状況を把握することで,学生がより健康的な生活を構築していくための指針を明確にするための検討を行った。  本学学生の健康状況の問題として,肥満に分類される BMI(25 以上)の学生の割合が多いこと,および血圧が正常高値域以上(収縮期血圧 130 mmHg 以上または拡張期血圧85 mmHg 以上)を示す学生の多いことが示された。今後は,この結果を踏まえて生活習慣の改善を含めた健康教育を行っていく必要がある。

掲載元情報八戸学院大学紀要 第43号(2011) pp.51-57
カテゴリー医療・福祉,教育
発行年月日2011/12
閲覧先八戸学院学術情報リポジトリ
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