ヒロガリツヅケルアオモリノコドモショクドウ

広がりつづける青森の子ども食堂

著者:佐藤 千恵子

2016 年に八戸で初めて立ち上げた子ども食堂は 5 年目を迎えた。立ち上げ当初は周知拡大も進まず不安な状況であったが、2018 年頃から徐々に増え、今やその数は県内 50ヵ所余になった。けれど、その 1 年後にはコロナウイルス感染症が発症し、開設したばかりの子ども食堂のほとんどが休業中である。コロナ禍で行動制限が伴う中でも、できることを考えようという想いから食材や弁当の無料配布が始まった。他にも会食ぬきでオンライン学習会や物づくり、体験活動などを企画した所もある。これらの背景には行政や自治体からの助成及び支援が始まり、共に様々な企画を勧めながら周知拡大に努めてきた経緯がある。この状況を踏まえて、今後も継続した取組みができるような方向性を考察する。

掲載元情報八戸学院大学紀要 第64号(2022) pp.79-85
カテゴリー医療・福祉,教育,食(文化、産業),まちづくり・観光
発行年月日2022/3/25
閲覧先八戸学院学術情報リポジトリ
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