ナンブチホウノショウガッコウコウカニツイテ
南部地方の小学校校歌について
著者:福士 瓔子 佐々木 淳子 四戸岸 輝子 田代 真利子 湊 恵子
子どもの歌について、前回、大正期から最近に至るまでの傾向を瞥見した。 そして、とりあげられる題材の変化、とりあげられ方、表現の変化に興味をもった。 そこで、子どもが必ず歌う、小学校校歌の歌詞はどんな風に、構成されているのだろうと、調べる気になった。それは (Ⅰ) まだ、定まった数えも受けぬ子ども(つまり一年生)から、年の差による成長度の甚だしく違う時期の子等を、 六年にわたって擁する小学校で、みんなで歌う歌の詞とは、どの学年あたりに合わせているのだろう (Ⅱ) 校歌とは、意識の統一をはかるために歌うものと考えられる。では、どんな点に、意識の統一をはかろうとしているのかを、歌詞から、あきらかにしてみたい。 (Ⅲ) 一般の「子どもの歌」 との違いがあるだろうが。 こういう疑問も湧いたからである。この小論は、 十和田市 (19) 三沢市 (11) 上北郡 (55) むつ市 (10) 下北郡 (22) 八戸市 (36) 三戸郡 (56) 計209 の小学校校歌について分析したものである。 資料は、 デーリー東北紙上に歌詞のみ掲載されていたものを使用した。
掲載元情報 | 八戸短期大学研究紀要第4巻(1978)pp.37-53 |
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カテゴリー | 歴史(近代・現代),文化,地域分析,教育 |
発行年月日 | 1979/7/25 |
閲覧先 | 八戸学院学術情報リポジトリ |
閲覧先での公開範囲 | 非公開 |