HACHINOHE HISTORIA

八戸のえんぶり:国指定 重要無形民俗文化財

関係指定文化財 【えんぶり烏帽子】

(えんぶり烏帽子が個別で指定を受けているわけではありません。)

昭和54年2月3日指定

所在地:八戸市・三戸郡

保護団体 八戸地方えんぶり連合協議会

八戸市HP 国重要無形民俗文化財 八戸のえんぶり

文化遺産オンライン:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/136537

 2月17日の早朝、新羅神社での奉納に始まり、4日間30組ほどが市内の商店街での一斉摺りや門付けを行う。また八戸公会堂での競演もある。農耕馬の頭を象徴する長大なえぼしをつけた踊り手の太夫(3~5人)が、笛・太鼓・手平鉦のにぎやかなはやしと詞章に合わせ、手に持つジャンギ(鳴子板や金輪を付けた短い棒)を地面に突き立て、また摺るようにして踊る。摺り始め・中の摺り・摺り納めの順で、田の神の前で苗取りや田植えの様を演ずる。その間に松の舞・大黒舞・えびす舞などの田植万歳や、子供らによる余興舞(エンコエンコ)も入る。ながえんぶり・どうさいえんぶりの2系統がある。
 小正月に豊作を願う予祝の田植踊が東北各地に行われるが、これも同じ系統の予祝芸である。水田を平らにならすエブリ(農具)ならしに重点が置かれている。