文化財詳細
#考古資料#指定・登録なし#室町時代#安土桃山時代#戦国時代#八戸市博物館
陶磁器に見る根城のくらし
文化財区分 | 考古資料 |
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時代区分 | 室町時代,安土桃山時代,戦国時代 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 | 八戸市博物館 |
根城(ねじょう)跡本丸では、2千点を超える陶磁器片が出土した。中国産青磁・白磁・青白磁、朝鮮産陶器など輸入された陶磁器や、瀬戸、肥前、越前、珠洲(すず)といった国内産の陶器は、すべて搬入品である。すり鉢や大型の甕(かめ)は越前(現在の福井県)や珠洲(現在の新潟県)で作られたもので、中世の流通の要であった日本海交易を通じてもたらされた。
中には、京都や全国の城館で共通して出土する中国産の天目(てんもく)茶碗、青磁盤、青白磁梅瓶(めいぴん)など「威信財」と呼ばれる高級陶磁器もみられる。出土した茶入・茶臼などの茶道具や花生からは、根城南部氏も当時流行していた茶の湯や立花といった文化をたしなんでいたことがうかがえる。文献資料には、笛や連歌についての記録もみられ、根城での生活にも都の文化が息づいていた。
解説執筆者 | 八戸市博物館 船場 昌子 |
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推薦文献 | 佐々木 浩一 2007『根城跡』同成社 |
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