文化財詳細
#工芸品#指定・登録なし#昭和時代#昭和前期#八戸市美術館
八戸市の民芸コレクション
文化財区分 | 工芸品 |
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時代区分 | 昭和時代,昭和前期 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 | 八戸市美術館 |
大正15年(1926)、「日本民藝美術館設立趣意書」が発表された。この趣意書は、思想家の柳宗悦(やなぎむねよし)(1889〜1961)と、陶芸家の河井寛次郎(かわいかんじろう)(1890〜1966)、濱田庄司(はまだしょうじ)(1894〜1978)、富本憲吉(とみもとけんきち)(1886〜1963)の4名によって出され、そこには民藝品の収集や展示を行う美術館設立を試みる旨が書かれていた。「民藝」という言葉は、趣意書を出す前年に、無名の職人たちが作った日用的な工芸品を指して柳らが名付けたものである。ここから、民藝が持つ美を敬い学ぼうとする民藝運動が始まった。
八戸市美術館では、河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ(1887〜1979)、芹澤銈介(せりざわけいすけ)(1895〜1984)、島岡達三(しまおかたつぞう)(1919〜2007)ら民藝運動に関わった作家たちの作品を収蔵している。これらの作品は、八戸市で不動産業を営み民藝作品を収集していた小山田孝と、その友人の印出清行・スン夫妻から寄贈されたコレクションを核として収集された。青森県の版画家・棟方志功も民藝運動に参加しており、県内作家と運動の関係をみる上でも重要なコレクションとなっている。
解説執筆者 | 八戸市美術館 篠原 英里 |
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推薦文献 | ①柳宗悦 2006『民藝とは何か(講談社学術文庫)』講談社 ②水尾比呂志 責任編集 1975『現代の陶芸 第3巻 河井寛次郎 浜田庄司 バーナード・リーチ』講談社 |
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