文化財詳細
#歴史資料#指定・登録なし#鎌倉時代#鎌倉後期#その他
南部光行肖像画
文化財区分 | 歴史資料 |
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時代区分 | 鎌倉時代,鎌倉後期 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 | その他 |
歴代の三戸〔盛岡〕南部家当主を記した巻子仕立てのもの。初代南部光行(なんぶみつゆき)から35代利正(としまさ)までが記されている。みな甲冑姿で描かれ、各項に当主代数、続柄、没年が記されている。すべて同一の作者が描いたもので、利正以降に作成されたと考えられる。
ここでは、初代南部光行の部分を取り上げている。南部氏は甲斐源氏(かいげんじ)の流れをくむため、背後の旗には割菱紋(わりびしもん)が描かれている。光行の肖像画として伝わるのは、本資料のみである。
南部光行は、南部氏の祖とされる人物である。ただし南部氏の家伝でよく記される奥州合戦の戦功で北奥州に領地を貰い、やってきて住み着いたとする話は史実ではなく、後世に創作されたものであることがわかっている。
資料には「第一代南部三郎光行は、加々見(加賀美)次郎遠光の嫡男なり、壽六十九歳にて薨去」と記されている。
解説執筆者 | 八戸市立図書館 滝尻 侑貴 |
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推薦文献 | もりおか歴史文化館 2016「第一部 乱世を切り抜けた南部家と盛岡のはじまり」図録『盛岡南部家の生き方』 |
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