文化財詳細
#考古資料#指定・登録なし#平安時代#平安中期#その他
馬・牛の飼育
文化財区分 | 考古資料 |
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時代区分 | 平安時代,平安中期 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 | その他 |
八戸市の古代における馬・牛の飼育の様子が分かる遺跡として、林ノ前(はやしのまえ)遺跡にその痕跡が多く残っている。林ノ前遺跡では、多くの馬・牛の骨がみつかっており、幼齢の馬の骨もみられることから、遺跡内あるいは近隣で馬・牛が飼育されていたことがわかる。馬や牛の骨は、全てバラバラの状態でみつかっており、解体時の切り傷が残るものや、骨の端部が焦げているもの、頭蓋骨の頂部が意図的に割られているような状況を示すものがある。このことから、食用としてだけではなく骨や皮の利用といった様々なものに使われていたことがわかる。
八戸地方を含め、青森県南部~岩手県北部は中世に「糠部(ぬかのぶ)の駿馬」として名を馳せる全国有数の馬産地となるが、林ノ前遺跡はその先駆けであった可能性がある。
解説執筆者 | 田中 美穂 |
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推薦文献 | ①八戸市 2009『新編八戸市史考古資料編』 ②八戸市 2015『新編八戸市史 通史編Ⅰ 原始・古代・中世』 |
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(出土・発見・ゆかりの場所)
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