文化財詳細
#書籍・典籍・古文書#歴史資料#指定・登録なし#鎌倉時代#鎌倉後期#その他
「安藤三郎家族書上状」(新渡戸文書)
文化財区分 | 書籍・典籍・古文書,歴史資料 |
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時代区分 | 鎌倉時代,鎌倉後期 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 | その他 |
正安3年(1301)に、八戸の是川(これかわ)に住んでいた安藤三郎(あんどうさぶろう)の妻「きぬ女(おんな)」が語って聞かせた親族の消息を控えたものである。当時この周辺は、鎌倉執権北条氏の領地〔得宗領(とくそうりょう)〕で、代官〔得宗被官(とくそうひかん)〕が派遣されていた。その代官が親族調査をおこなったようで、その時のことを振り返って話している。
当時の親族は、八戸に留まらず、三戸(さんのへ)・五戸(ごのへ)・種市(たねいち)・比内(ひない)などに広がっていたことが内容からわかる。
また、きぬ女の母について、役人であったことが記されており、当時女性でも役付の仕事をしていたことがわかる資料である。
なお、この資料が「八戸」の初出資料である。
解説執筆者 | 八戸市立図書館 滝尻 侑貴 |
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推薦文献 | 八戸市 2014「きぬ女申詞書案」『新編八戸市史 中世資料編』 |
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