文化財詳細
#考古資料#指定・登録なし#縄文時代#縄文前期
縄文時代の墓
文化財区分 | 考古資料 |
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時代区分 | 縄文時代,縄文前期 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 |
縄文時代の墓は、穴に遺体を埋葬する土坑墓(どこうぼ)が一般的で、円形や楕円形、長方形のものが多く、上には土を盛り上げたマウンドがあったと考えられている。集落内で複数の墓がつくられる場所を「墓域」と言い、墓域は竪穴建物などの近くに作られる場合や、居住域から離れた場所に作る場合などがある。
墓には、土を盛ったマウンドの上に細長い礫(れき)を立てた列石墓や、周囲に礫を並べた配石墓などあるほか、竪穴建物跡やフラスコ状土坑を墓に転用した例もある。また、土坑墓とは別に、死産児などを埋葬した埋設土器もあり、竪穴住居など居住域の近くに設けられることがある。畑内遺跡の第221号土坑は、フラスコ状土坑の中に男性2体・女性1体・小児1体の合計4体が合葬された状態でみつかっており、当時の墓制を考える上で貴重な資料である。
解説執筆者 | 宇庭 瑞穂 |
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推薦文献 | ①青森県『青森県史 資料編考古1』 ②八戸市『新編八戸市史 考古資料編』 |
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(出土・発見・ゆかりの場所)
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