文化財詳細
#工芸品#指定・登録なし#室町時代#戦国時代#安土桃山時代#八戸市博物館
根城出土の武器・武具
文化財区分 | 工芸品 |
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時代区分 | 室町時代,戦国時代,安土桃山時代 |
指定区分 | 指定・登録なし |
収蔵場所 | 八戸市博物館 |
根城(ねじょう)の発掘調査では、鎧や刀の一部、矢や鉄砲玉などの武器・武具が多数出土している。本丸で出土した鎧の部品には、細かな細工や金メッキが施された金具類、赤と黒で塗り分けられた漆塗りの革製小札など華やかなものが多い。一方、刀の鍔(つば)や小柄(こづか)には装飾がほとんどない実用的なものが多く、戦いに備える城での日常を物語っている。
根城が機能していた南北朝~江戸初期は、戦い方が大きく変化する時期でもある。馬に乗った武士が弓矢や太刀で戦った時代から、戦国時代には多人数の兵同士がそれぞれ槍や刀を持って集団で戦うようになり、火縄銃が導入された。出土した鉄砲玉は銅製や鉄製で、使わなくなった道具や銭貨を溶かして作ったと考えられる。全国の戦国武将たちと同様に、根城南部氏も最先端の武器であった火縄銃を取り入れ、使いこなそうとしていた。
解説執筆者 | 八戸市博物館 船場 昌子 |
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推薦文献 | 八戸市博物館 1989『掘りおこされた南部氏の城 根城』 |
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(出土・発見・ゆかりの場所)
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