文化財詳細
#書籍・典籍・古文書#市指定#江戸時代#江戸中期#八戸市立図書館
安藤昌益
文化財区分 | 書籍・典籍・古文書 |
---|---|
時代区分 | 江戸時代,江戸中期 |
指定区分 | 市指定 |
収蔵場所 | 八戸市立図書館 |
安藤昌益(あんどうしょうえき)は、江戸時代に封建社会を批判した思想家である。秋田県大館市出身で、京都で医学を修行し、八戸で町医者を営みながら独創的な思想を形成していった。昌益については昭和25年(1950)にE・H・ノーマンが『忘れられた思想家-安藤昌益のこと』(上下巻、岩波新書)で出版したことによって全国的に有名になった。
昌益は天聖寺(てんしょうじ)で門弟たちと勉強会を開きながら、思想を熟成していた。そんな中、度重なる飢饉を経験し『刊本 自然真営道(しぜんしんえいどう)』を執筆した。300部ほど刷られたと思われるが、現存するのは3組だけである。八戸、慶応義塾大学図書館、京都北野天満宮にあるが、うち八戸本は初版であり、慶応本・天満宮本は後刷りのものである。両者には内容に異同がみられる。内容は儒教を批判し、独自の自然との調和などが論じられている。
解説執筆者 | 八戸市立図書館 滝尻 侑貴 |
---|---|
推薦文献 | 稲葉克夫 2002『八戸の歴史双書 八戸の安藤昌益』八戸市 |
歴史文化マップ
(出土・発見・ゆかりの場所)
Loading...
文化財マップ
(展示・所蔵場所)
Loading...