文化財詳細
#天然記念物#天然記念物#大正時代#その他
蕪島ウミネコ繁殖地
文化財区分 | 天然記念物 |
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時代区分 | 大正時代 |
指定区分 | 天然記念物 |
収蔵場所 | その他 |
蕪島は、毎年約3万羽のウミネコ(東アジアの沿岸を生息地とするカモメ科の海鳥)が繁殖のために飛来する、日本有数の繁殖地である。
ウミネコは、2月下旬頃から蕪島へ飛来し、4月下旬~7月下旬頃に産卵や子育てを行い、個体数は約4万羽まで増加する。ウミネコは8月上旬頃に繁殖を終えて蕪島を去るが、蕪島周辺で越冬する個体も少数見られる。
蕪島がウミネコの繁殖地として続いてきた理由として、現在、陸続きとなっている蕪島は、もともと離島であったためウミネコの天敵が侵入しづらかったことや、ウミネコの子育て時期にエサとなる魚が八戸湾に豊富であったことが考えられる。
他地域のウミネコ繁殖地は利用や断崖が多く、蕪島のように人間の生活圏内に繁殖地があることは珍しい。蕪島では地域の人たちが中心となり、ウミネコの繁殖を守るための活動を行っている。
解説執筆者 | 八戸市教育委員会社会教育課 |
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推薦文献 | ①成田憙一 1985『文化財シリーズ第26号 蕪島のウミネコ』八戸市教育委員会 ②成田憙一・成田章 2004『ウミネコ観察記 八戸市蕪島』木村書店 |
歴史文化マップ
(出土・発見・ゆかりの場所)
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(展示・所蔵場所)
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