羽仁もと子記念館・八戸友の会 × はちのへヒストリア
はちのへ家庭の郷土料理
現在、八戸の郷土料理として「せんべい汁」「いちご煮」などが全国的に有名になりましたが、郷土料理は、地域の産物を使い、地域独自の調理法により作られる「家庭の味」「郷土の味」であり、家庭や地域の自然や歴史文化と密接に関係するものです。そこで、長年、健全な家庭作りを支えてきた「八戸友の会」にご協力頂き、八戸地域の家庭の味である幅広い郷土料理のレシピをご紹介します。
羽仁もと子記念館・八戸友の家
〒039-1167 青森県八戸市大字沢里字古宮35-3
Tel/Fax: (0178)24-2232
E-mail: hanimotoko@hani-kinenkan.com
羽仁もと子記念館外観
「友の会」は、八戸出身の羽仁もと子が創刊した「婦人之友」愛読者により昭和5(1930)年に結成されました。そして、平成3(1991)年に友の会創立60周年を記念して、八戸に羽仁もと子記念館が建てられました。友の会は、2023年現在、国内外に180の組織、15,000名の会員がいます。
羽仁もと子記念館外観
羽仁もと子(1873~1957)は、明治6年長横町の八戸藩士松岡家の長女(妹は千葉学園高等学校創設者の千葉クラ)として生まれ、16才で上京し、24才で報知新聞社に入社し、日本初の女性新聞記者として活躍しました。28才の時、羽仁吉一と結婚し夫婦で退社、明治36(1903)年、30才で「家庭之友(「婦人之友」の前身)」を創刊すると、大正10(1921)年、48才の時、「思想しつつ、生活しつつ、祈りつつ」の理念のもと、生徒の自労自治を基礎とする「自由学園」を創設しました。生涯を通して精力的に活動し、83才で亡くなりますが、その遺志は国内外の会員に受け継がれています。
ヒストリア「羽仁もと子」年表・文化財リンク
羽仁もと子/八戸市 (city.hachinohe.aomori.jp)
羽仁もと子ゆかりの地?マップリンク「千葉学園」「羽仁もと子記念館」「羽仁もと子生家跡プレートあり」長横町
平成3(1991)年竣工で、遠藤楽氏の設計による建物。遠藤楽氏の父は、フランク・ロイド・ライトに学び、自由学園明日館(みょうにちかん)(国の重要文化財)をライトと共作、旧山邑家住宅(国の重要文化財)などを設計した建築家。楽氏も戦後アメリカに渡り、直接学んだ最後の日本人とされており、婦人之友社社屋(豊島区有形文化財)など、全国各地に生涯300を超える作品を手掛けたといいます。( 婦人之友社社屋は、2019年NHK連続テレビ小説「なつぞら」で、「東洋動画スタジオ」の社屋として使われました。)
ステンドグラスは、羽仁もと子が好んだ立葵のデザイン
ステンドグラスは、羽仁もと子が好んだ立葵のデザイン
- 全国友の会HP:https://www.zentomo.jp/
- ㈱婦人之友社HP:https://www.fujinnotomo.co.jp/
- 学校法人 自由学園HP:https://www.jiyu.ac.jp//